10月13日、飯田市美術博物館内の柳田国男記念館にて、第27回常民大学合同研究会が開かれました。
この記念館は、昭和2年に、柳田国男が成城に建てた書斎 「喜談(喜多見の地名から)書屋(きたんしょおく)」が移築されたものです。
柳田国男の民俗学が、この書斎で創られたことはご存じのとおり。木曜会、民俗学研究所、教科書づくりの編集室と活躍してきた同じ建物のなかで、常民大学が開かれ、そこで報告もさせてもらいました。
まさか、この会場でやると思っていなかったので、パンフレットを見て足がふるえるほど緊張した、今回の発表でした。
私のテーマは、「柳田国男没後50年と「生活者の学び」の系譜」。
柳田国男の創った「柳田学」が、その初発の志を「生活者の学び」においていたことを指摘し、後藤総一郎の創った常民大学が、花を開き、実を結んだ系譜を検証しようとしたものでした。
時間が短く、言いたいことの半分ほどを述べたに過ぎませんでしたが、レジュメのなかに言いたいことをつめたつもりです。
資料は載せませんがレジュメだけ載せますので、話を想像してみてください。
当日の第27回常民大学合同研究会研究報告 です。