小田の輪の和

小田の輪ブログ

柳田国男の「明治四十一年年譜」を発表しました。

現在、作業中の柳田国男年譜のうち、明治四十一年(1908)の一年分をたたき台として、論文のなかで発表しました。

飯田の柳田国男記念伊那民俗学研究所(所長 野本寛一先生)が発行している紀要『伊那民俗研究』第18号に書いた「平地人とはだれかー『柳田国男全集』年譜作成作業からの検証ー」がそれです。

『遠野物語』発刊百年の昨年、遠野に行く度に考えてきた「願はくは 之を語りて平地人を戦慄せしめよ」の一文を、現在の地点から考えるのではなく、明治四十三年の生身の柳田の視点から考えてみようと書いたものです。

書誌的情報や全集の書簡篇からの情報など、まだ完成版ではありませんが、

年譜としての出来、修正、追加などのご意見等 お寄せいただけるとありがたいです。

紀要の注文は、

       飯田市美術博物館内の伊那民俗学研究所編集委員会へ

                                ℡0265-22-8118