野本寛一先生と共に、南砺市商工会女性部利賀村支部、利賀公民館、利賀村婦人会、商工会利賀村支部主催の講演会に行って来ました。
実は、その一週間前に不覚にもアキレス腱を切ってしまい、行けるか不安でしたが、柳田研究仲間で『地名と風土』編集委員もやってもらっている高橋治さんの車に乗せてもらって行ってきました。
野本先生の野原ことさんの聞き書きを知ったときから、思い描いていた企画でした。
利賀にある本物の生き方、自然、食を大切にこれからのことを考えていこうとする野本先生の語りを聞いて、実現できて本当によかったと思いました。
私と高橋は、野本先生の聞き書き調査の現場も見ることができ、大いに刺激を受けました。
地名研究会の立ち上げもあるかもしれず、何年か後には、地名研究者大会を南砺市利賀村でやろうとの話も夢ではなくなりそうです。
講演会の次の日、ゼンマイや栃の実の話をしてくれるという民宿いなくぼのお母さん、米倉みつ子さんに会いに行き、野本先生の聞き書き調査のお伴をさせていただきました。
いなくぼは、私も二回ほど泊まったことのある民宿で、お世話になりました。
みつ子さんは、数年前、日本のおかあさん百人にも選ばれた方で、野本先生の調査にぴつたりの方で、紹介できてよかったです。
その後、息子さんご夫婦の「うまいもん館」であいしいお蕎麦をいただき、野本先生を富山までお送りしました。
喜んでいただいて光栄でした。
もう一泊する利賀に戻る途中、柳田國男記念碑を見るために城端に立ち寄りました。
石碑ではなく、記念説明板で残念でしたが、無いよりいいですね。
日本全国、柳田が立ち寄った場所場所に、こうした記念碑や歌碑があるといいとも思います。
富山で言えば、「昭和10年5月2日~5日の大牧温泉から高岡」「昭和16年7月の氷見郡柳田村」など
面白いエピソードが残っている地があります。
この話はいずれまた。