久しぶりの更新です。
無線LANの調子が悪く、インターネットがつながりませんでした。
今も本調子ではないのですが、接続したと思うと千件近い迷惑コメントの削除に追われ何のために開設しているのかわからなくなっています。
そんななかでも、少しずつ更新していきます。
今年もよろしくお願いします。
秋の常民大学の基調提案では、導入で「あまちゃん」現象を三段階で分析させてもらいました。
初段階は、「小泉今日子、薬師丸ひろ子」のアイドル復活のミーハー的関心。
中間段階は、3.11以後の生き方を問う人生論的関心。
最終テーマは、歌に籠められた思想的関心。の三段階連関理論(庄司理論)からの分析です。
「地元にかえろう」の大合唱で最終回を閉じるものと信じて見ていた私とすると、最終テーマまで提案できずに中途半端に終わった「あまちゃん」は単なるひとつのドラマでしかありませんでした。
ところが、昨夜の紅白での「地元にかえろう」の盛り上がりで、納得しました。
ここまで考えていたかは別ですが・・・
このドラマは、この「地元にかえろう」のメッセージ性が受けていたと思うのです。
あとは、実現できるかどうかですが、夢は、その途中の努力が貴重なわけで、若者が地元で生きる決意をする努力を後押ししたいと強く思います。
その意味で、柳田の「自己認識の学」、それを引き継ぐ後藤民俗思想史の「生活者の学び」に今こそ注視の視線が集まらなくてはなりません。
私にとって、今年は、その再考元年となります。
「在地の思想」元年です。
「地元にかえろう」が、情緒だけに終わった過去の宣伝文句と同じ次元のものでなく、希望の道標になるかどうかが、とても大切なことと感じた年明けでしたが、みなさまはいかがでしたでしょうか。
やっとインターネットがつながった勢いと、穏やかな元旦の昼下がりの戯言で、ついつい上から目線の物言いとなってしまいましたが、今年の決意と思いお許しください。
今年も、よろしくお願いいたします。