モースさんの「遠野文化賞」授賞式は、11月3日遠野で、川田さんの「第21回山本七平賞」授賞式は、11月21日帝国ホテルで開かれました。
モースさんは、『遠野物語』を英訳されましたが、そのあとも、遠野市の発展のため数々の提言をしてきました。
そして、今年の夏は、モースさんのプロデュースで、アメリカ・カナダの柳田国男研究者五人を呼び、「国際フォーラム」が開かれました。
その功績を讃えての表彰でした。
21日は、川田稔さんの授賞式、
川田さんとは、東京で開いた第12回常民大学合同研究会で記念講演をしていただいた時からのお付き合いで、その後も「栁田国男の会」で毎年のようにお会いしていました。
今回の受賞は、中公新書から出された労作『昭和陸軍の軌跡 永田鉄山の構想とその分岐』が、「従来の「昭和史」観を超えるスケール」と評価されたことによります。
栁田研究だけでなく、川田さんの本来の政治思想研究が花開いた感じがしました。
栁田国男の会からは、私を含め、四人がお祝いにかけつけました。
11月は「文化」の月。大いに刺激を受けた秋(とき)でした。
お二人に乾杯。