シリーズ第二弾は、1969年から予約限定版として刊行された教文館刊行の『新渡戸稲造全集』内容見本です。
柳田国男との関係は、「郷土会」、新渡戸の「地方学(じかたがく)」と柳田の「郷土研究」、国際連盟と根深いものがありますが、農政理論や台湾、国際関係などの細論での比較検討はまだまだというところです。
書簡も 公開されているものは少ないのが現状です。
とくに、明治44年第一高等学校での徳富蘆花の講演「謀反論」をめぐって、校長をしていた新渡戸に対する処分に対してのやりとりがでてきたら面白いと思っているのはわたしだけではないはずです。
参考文献 「新渡戸稲造と柳田国男の環(クライス)」 太田 愛人 (『新渡戸稲造の世界』第20号、新渡戸基金)
『新渡戸稲造全集』(教文館)
監修:南原繁、斎藤勇、那須皓、上代たの
編集委員:高木八尺、松本重治、前田陽一、武田清子、
斎藤真、小林善彦
全16巻 第一回配本 1969.3
「内容見本」の内容
推薦のことば
「開拓者の精神の遺芳」 石原 謙
「新しい日本の象徴」 福原 麟太郎
「奥深い英知と高邁な精神」 古垣 鉄郎
「世界人としての日本人」 東畑 精一
「豊かな未来をはらむ思想」 大塚 久雄
「自分の位置を見定めるために」 鶴見 俊輔
「生命の根源たるもの」 神谷 美恵子
監修・編集者のことば
「明治百年最高の教養書」 南原 繁
「献身的努力の結実」 斎藤 勇
「デモクラシーの根底」 高木 八尺
「思想史的意味」 武田 清子
写真四葉 のあとに
「永遠の少年」 カガワ・トヨヒコ
「太田(新渡戸)稲造宛 書簡(抄)」 内村 鑑三
「新渡戸博士」 矢内原 忠雄
新渡戸稲造全集 収録内容
略年譜
予約申込規定 申込書
本文見本