新シリーズ 第一回目です。
私の手元にある 全集「内容見本」を少しずつ紹介します。
全集は、絶版のものでも図書館に行けば読めますが、「内容見本」は揃っていません。
なかには、出版社ですら保管していないというものもあり貴重です。
私の手元にある「内容見本」は、柳田国男との関係が深い作家、学者たちの全集が多いですが、それぞれ出版社の総力をかけて作っているものばかりで、今の時代の「内容見本」とは比べようもありません。
まさに、「「内容見本」が読み物であった時代」とひと言で言い表すことができるよき時代でした。
そうした「内容見本」の復権と資料としての公表を目的とした新シリーズを始めます。
第一回目は、菅江真澄です。
「内容見本」の内容
刊行のことば
推薦のことば
・未来社版菅江真澄全集をすすめる
有賀喜左衛門
・秀れた民族誌作者の菅江真澄
泉 請一
・年々高まる紀行文の声価
大藤 時彦
・本草学の興味ある記録
奥山 春季
・すぐれたヒューマン ドキュメント
木下 順二
・真に価値ある全集
西郷 信綱
・菅江真澄全集の刊行を慶ぶ 佐竹 義栄
・親しい先人、菅江真澄のこと 瀬川 清子
・菅江真澄全集の刊行をよろこぶ 高倉 新一郎
・庶民生活研究の原点 竹内 利美
・各分野に有益な全集 千葉 徳爾
・菅江真澄と柳田国男 堀 一郎
・暖かいふれあいを通して庶民を描く 益田 勝実
・「柳田国男先生の言葉」 柳田国男 内田ハチ宛書簡
・菅江真澄略年譜
柳田国男の書簡は、現在刊行中の『柳田国男全集』に収録する予定ですが、他の文章も貴重です。
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