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小田の輪ブログ

遠野報告  とくに「手紙文庫」のこと

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瓦礫処理の車が行き交う道ばたにさりげなく置かれた「ありがとう」の言葉(釜石にて)

一ヶ月半振りの「更新」です。

6月下旬、大震災後発の「遠野行き」をしました。

48回目の「訪遠」です。

今回の「遠野行き」の目的は、

1.今年度の「ふるさと学校体験留学」の実施にかかわるご挨拶と、参加児童の保護者有志の方から預かってきた「遠野市への支援金」の入金、お世話になっている小学校へのお見舞い。

2.ここでも呼びかけてきた「遠野まごころネット」の「手紙文庫」の受け入れ体制の確認と、学校相互の交流に向けた受け入れ校の把握。

3.遠野やかまし村での「サマースクール」に関する打ち合わせ。というよりも村の中心のピザ釜の前での飲み会への参加。

4.遠野物語研究所への地震見舞いとご挨拶。

5.遠野文化研究センター第二回運営委員会へのオブザーバー参加と懇親会参加。

6.宮守地区に移り住む朝日新聞記者の木瀬さん宅での山間パーティーに参加。

などでした。

ここでは特に、「手紙文庫」について報告いたします。

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全国各地から送られてきた「手紙文庫」

 

早く到着したものは、すでに大槌小などに配布されていますが、新聞などでひろまり、続々と集まっています。

一方で、「まごころネット」の活動は、まだまだ大変な状況で、整理と発送の手が足りません。

「手紙文庫」を学校単位で送る場合は、直接送った方がよいということになり、受け入れ先の学校を紹介してもらうことになりました。

すでに送っている学校のものは、もう少しお待ちください。

また、これから送りたいという学校は、私の方に連絡ください。

相手先の学校と、担当の先生をお知らせします。 

わたしとすれば、ここで呼びかけたように、「好きな本」を「好きだったけど無くしてしまった子」にプレゼントすることをやりたかったのですが、 送る側の思いこみだけでは、物事進まないことも改めて実感しました。

しかし、いつか実現できるでしょう。

被災地の学校や、「サマースクール」の参加した子から、リクエストを募るということも考えられますし、遠野で出会った「シャンティー国際ボランティア会」の方は、被災地を回る移動図書館の中に、個人プレゼント用として乗せてもいいと言ってくれています。

まだまだ長い取り組みです。

あせらないでやっていきましょう。

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「遠野まごころネット」の朝の風景

そういえば、この写真の説明会の折り、「まごころネット」のリーダーの方が、ボランテイアの行動の基本をいくつか話されていました。

その中のひとつの「三つの「あ」」です。

あわてない

あきらめない     

ありがとう

確かに基本です。

あきらめないで 実現に向けて考えていきます。

他の報告もしなくてはなりませんが、別の機会にいたします。

遠野市への支援金は、思いもかけず、市長さんに手渡すことができ、丁寧な「領収証書」までいただきました。

これは、まだ、第一陣と言ってあります。

今後ともよろしくお願いいたします。

最後の夜は、木瀬さんのご自宅の庭で、奥様のおいしい手料理をいただきました。

陽が落ちてからは、急に冷え込んできて、東京は真夏日というのに、囲炉裏に火をいれて、これまた話が盛り上がりました。

ごちそうさまでした。