10月25日、遠野あえりあ交流ホールで開かれた今年度の「遠野文化フォーラム」に行ってきました。
一部は喜善賞の表彰式。
今年の奨励賞に選ばれた、遠野出身の古屋敷徳己さんが、受賞前にお亡くなりになられたことが残念でなりませんでした。
抗がん剤治療をうけながら、『遠野物語』の現場を自分の子供時代の思い出とともに振り返った労作でした。
担任だった菊池照雄さんのことや、縄文土器のことなど、さらに詳しく書いてもらいたいとお願いするつもりでした。
労作の自作の地図は、その使用を任されましたので、いつか紹介いたします。
これから歴史小説にも挑戦してみたいと、お手紙を頂いた日から半月も経っていない急逝でびっくりしました。
さぞ無念のことだったでしょう。お悔やみ申し上げます。
二部は、「伊能嘉矩ー台湾研究と郷土研究の生涯ー」のシンポジウム。
私は、荻野馨さんの『伊能嘉矩論』のすごいところを紹介しただけですが、参加者の皆さまに、遠野常民大学の存在を再認識していただけたようでよかったです。
これをきっかけに、遠野常民大学の復活や、伊能嘉矩研究の気運が盛り上がり、『伊能嘉矩全集』刊行に向けた動きが出て来ることを期待しています。

