何かと暗い話題で明け暮れた今年でしたが、私、そして私の周辺の出来事から成果をほんの少し。
まずは、何を言っても、後藤総一郎先生を失ってから二十年、こつこつと絶えることなく続いてきた常民大学の内からの総括のとば口が開いたことでしょう。
11月3日の一日目は、各常民大学から約30人のメンバーが集まり、個人的な中間総括がなされた。
短い時間ではあったが、今まで聞いたことのなかった個人史も披露され、改めて後藤先生の存在の大きさと時代と人を見る眼の確かさに感動しました。
私は、「遠野常民大学 荻野馨再評価と遠野の新しい継承のかたち」を発表。
故荻野馨さんの伊能嘉矩研究を、再来年の伊能嘉矩没後100年に何とか形にしようと動いていることと、現在の遠野「to-knowグループ」の富川さんたちの活動を紹介しました。