同志社大学名誉教授の竹居明男先生からのご教示です。
一月の『日本古書通信』第1122号に発表されたものです。
佐々木信綱の著書から。
「この日、芝公園内の料亭紅葉館で開催された徳川頼倫を主賓とする「雅会」に出席して、短冊に署名する。」と追加できるといただきました。
参加者は、佐々木の他、下村宏もいて「談論風発」であったといいます。
佐々木との間に、若い時の短歌論が飛び出していたとしたらと考えるだけでも面白いですね。
この年、柳田は、頼倫の兄、貴族院議長の徳川家達との確執から貴族院書記官長を辞めることになります。
その一因に、裏で動く徳川一族への反感もあるのですが、この時の関係はどうだったのでしょう。
興味深い情報です。
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