私が所属する全面教育学研究会の先生、庄司和晃先生が5日深夜お亡くなりになりました。
今から思うと、昨夜の雨戸を揺らす大風は、庄司さんの魂の疾走だったのかもしれません。
1月の全面研にはお元気に参加され、1時間半にわたって柳田国男とその学問について熱く語ってくださいましたが、2月に入って体調を崩され、検査の結果、すい臓癌と宣告されました。
4月の全面研終了後、参加したみなさんとお見舞いに伺うと、歩いて談話室まで来てくださり、食事も普通食になったと喜んでいらっしゃったので、この状態が少しでも長く続くことを願っていた矢先のことでした。
来年の米寿のお祝いに向けて、動き出そうとしていたのですが、あまりに早く何も言葉がでません。
もう庄司先生の独特な語りを聞くことができないのだと思うと淋しいを通り越してむなしさばかりが残ります。
これで私は、人生の二人の師、後藤総一郎と庄司和晃の二人を失いました。
これからは自分の足で立って歩かねばならないと、今更ながらの遅すぎる目覚めの夜を迎えています。
お通夜は明日6日の6時から7時。
告別式は明後日7日の11時から12時。
場所は下北沢の森厳寺開山堂です。
庄司さんから、仮説実験授業・三段階連関理論・柳田教育学などの影響を受けた方。
庄司全面教育学のスケールの大きさに魅力を感じた方。
そして何より庄司さんの生き方、生きる姿勢、褒め上手の教育者としての人生に勇気をもらった方。
ぜひ森厳寺にいらしてください。