2月28日、有楽町電気ビルにある「日本外国特派員協会」で開かれた、「遠野物語と語り部の夕べ」に行ってきました。
はじめは、30人くらいの予定だったそうですが、70人も集まり、関心の高さを物語っています。
協会副会長のドイツのジャーナリストの方の挨拶にはじまり、英語版の遠野紹介DVDのあと、工藤さのみさんが、「オシラサマ」を語りました。
あのテレビで見なれた特派員協会の青い幕の前での昔話に、新しい時代への予感を感じました。
そのわりには、写真がピンボケですみません。
そのあと、『遠野物語』を英訳した柳田研究者のロナルド・モースさんが講演しました。
モースさんとは、柳田国男研究会が始まったばかりの頃、出会って、その後、遠野で二、三回会いましたが、百周年のイベントでこうしてちょくちょく会えて、時代が若い時に戻ったような感じです。
私のこのホームページにも、いち早くメールをいただきました。心強い限りです。
その後は、遠野から来たふるさと村と伝承園の料理長、佐々木さんと菊池さんの、遠野の食材をつかった料理フルコース。ジンギスカンまででてびっくりしました。
みなさん舌鼓をうち、お腹いっぱい、遠野のお酒でほろ酔い気分になって、デザートのひなまんじゅうをお土産に持ち帰る方が多かったほどでした。
このあとの打ち上げで聞くと、使い慣れていない厨房での仕事大変だったようですが、協会のレストランの方たちが気をつかってくれてよかったとのことでした。
反省点とすれば、郷土料理にあう食器ではないので、たとえば、「ひっつみ」を小さなカップで出さなくてはならず、たくさん余ってしまったのが残念。
もったいないことでしたが、「まかない」で食べてもらったかな・・・
を、柳田研究会で知り合った、フランスのフレデリック・ルッシーニュに仏訳を頼み、完成しました。
この会に、ルッシーニュも駆けつけてくれ、モースさんと会うことができてよかったです。
スペイン語、ポルトガル語、イタリア語もお土産
として配布されました。
外国の方が多く遠野を訪れていますが、私とすれば、この国に住む人がもっと遠野に行かなければ・・・と思います。
「遠野・「戦慄」ツアー」にぜひいらしてください。観光ルートからはずれて、語り部の方とも語り合って、遠野の人たちとの触れあいがあります。くわしくは、2月のブログを。