今年の第２８回常民大学合同研究会は、東京開催です。
後藤総一郎先生が亡くなってからもずっと続いてきた「常民大学合同研究会」が、今年も開かれます。
第一回が後藤先生の生まれ故郷、遠山（長野県南信濃村・現飯田市）で開かれてから三十年目。
後藤先生が亡くなってから十年目となる今回は、東京でやることになりました。
後藤先生の畏友、北田耕也先生のもとに集う「地域文化研究会」のみなさんが、戦後の社会教育史のなかでの常民大学の位置づけをこの数年かけて検証してくださることになり、その第一歩の会となります。
本来ならば、常民大学についての検証作業は、私たち内部から湧き起こらなければならないと思っていた矢先に、このようなお話が飛び込んできたというわけです。
運営委員会では、客観的な視点からの検証に耐え、なおかつ現在進行形で発展させていこうと話し合い、今回の要項をまとめました。
今まで常民大学に関わってきた方、社会教育に興味のある方、これからの地域共同体と個のあり方を考えてみたい方、柳田国男を学んでみようと思っている方など大勢の参加をお待ちしています。
訂正 27日の谷中墓地の「谷田部良吉・雄吉」は誤りで、「矢田部良吉・雄吉」に訂正してください。
若くして亡くなった甥の雄吉を偲ぶ碑文は、かわいがっていた柳田国男自身が漢文で書いたもの
です。
